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英語の勉強時間を記録する方法:何を残し、どう見直すか

記録するのは、日付と分数、技能、活動、教材とそのレベル、そしてどのくらいついていけたかです。週に1回、CEFRの目標と見比べて見直します。目標の進み具合を記録すると達成に役立つという研究がありますが、語学学習そのものの研究ではありません。スプレッドシートで十分です。私たちが作っているLangTrackも、時間の記録のためのアプリです。

このページの内容

記録する項目

以下は研究結果ではなく、私たちの提案です。

項目記録する理由
日付と分数同じ形で続けないと合計が意味を持ちません。
技能(聞く・読む・話す・書く・勉強)偏りが見えます。
教材とそのレベルレベルが上がっているかが分かります。
理解度(1〜5)自己評価です。やさしくするか難しくするかの合図になります。
能動か受動か流し聞きと集中した勉強は別の時間です。
模試や本試験のスコア時間は入力で、スコアは結果の確認です。

1週間分を書き出すと、たとえば次のような形になります。数字は書き方の例で、おすすめの配分ではありません。

日付分技能教材(レベル)理解度能動/受動
11/215聞く6 Minute English(B1)3能動
11/320読むPenguin Readers Level 5(B1)4能動
11/430聞くBob the Canadian(A2〜B1)4受動
11/510話すシャドーイング2能動

最初から全部の欄を埋めようとしなくても大丈夫です。負担に感じたら、日付、分数、技能の3つだけを残してください。この3つがあれば、週ごとの合計と技能の偏りは見られます。

日本の試験に合わせた欄

  • 英検:級の合否だけでなくCSEスコアを記録します。CEFRはCSEで決まるからです。
  • TOEIC:L&RとS&Wは分けて記録します。ETSがCEFRとの対応を技能別に示しているためです(CEFRとの対応表)。

技能の欄は特に大事です。EF EPI 2025の日本のスコアはリーディング454に対してスピーキング393でした。ご自身もそうなっていないかは、記録があれば確かめられます。

見直しのしかた

  1. 週に1回、技能ごとの合計時間を比べます。
  2. 理解度が低い日ばかりなら教材を下げ、高い日ばかりなら上げます。
  3. 100〜200時間ごとにレベルテストを受け直します。

記録した時間を、ケンブリッジの時間の目安とそのまま比べないでください。ケンブリッジの数字は指導を受ける時間で、総学習時間はそこに自習を加えたものです。一方、学習者の記録はもっと広いものを数えています。目安時間の記事で詳しく説明しています。

記録に効果はあるのか

Harkinら(2016、Psychological Bulletin)は138のランダム化実験、19,951人を統合し、進み具合の確認を促す介入が目標達成を高めると報告しました(d+ = 0.40、95%信頼区間 0.32〜0.48)。二次的なまとめによれば、物理的に記録した場合のほうが効果が大きかったとされます(0.43対0.29)。

ただし、この分析の多くは健康に関する研究で、著者も一般化には慎重です。語学学習で同じような研究は見つかりませんでした。あくまで類推で、記録すれば英語が伸びると証明されたわけではありません。

スプレッドシートとアプリ

スプレッドシートは無料で、上の項目をそのまま列にできます。ピボットテーブルを使えば技能別の合計も出せ、試験のスコアや理解度の欄も自由に足せます。欠点は手入力の手間で、途中でやめてしまいやすいことです。項目を細かく決めたい方にはこちらが向いています。

LangTrackは私たちが作っているアプリです。活動と言語ごとに時間を記録すると、合計時間が積み上がっていくのを確認できます。1言語なら無料です。表を自分で作って管理するのが面倒な方は試してみてください。もちろん、スプレッドシートが続いているなら、乗り換える必要はありません。

何を記録するかが決まったら、次は何を見るかです。イマージョンの週間プランやシャドーイングの手順と組み合わせると、技能の配分を決めやすくなります。

よくある質問

1日どのくらいから記録すればいいですか?

短くても構いません。最低時間を示す研究は見つかりませんでした。5分でも同じ形で残すことが、合計を正確にする近道です。

聞き流しの時間も数えますか?

数えて構いませんが、能動か受動かを分けてください。合計だけ見ると、流し聞きが多い週でも勉強したように見えてしまいます。

英検とTOEICの両方を記録したほうがいいですか?

両方受けているなら別々の欄にしてください。尺度が別なので、スコアを無理に換算する必要はありません。

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