CEFRとは?英検・TOEIC・IELTSとのレベル対応表
CEFRは英語力を6段階で示す国際的な枠組みで、A1〜A2が基礎段階、B1〜B2が自立した言語使用者、C1〜C2が熟達した言語使用者です。各試験の運営団体はそれぞれ別にCEFRとの対応を調べているので、換算はあくまで目安です。B2なら、IELTS 5.5〜6.5、TOEFL iBT 72〜94、TOEICはリスニング400・リーディング385が目安です。出願に使うときは、必ず試験の運営団体の表を確認してください。
このページの内容
最初に知っておきたいこと
2020年のCompanion Volume(補遺版)ではPre-A1も加わり、A1とCレベルの説明も充実しました。
ひとつにまとまった公式の対応表は存在しません。以下の表はそれぞれ別の調査に基づくもので、横に並べて厳密に比べられるものではありません。
英検とCEFR
英検は、級の合否ではなくCSEスコアでCEFRが決まります。不合格でもCEFRの結果は出るので、たとえば2級に不合格でもCSE 1960ならB1です。下の表は旺文社教育情報センターが2026年4月に各試験の公式サイトからまとめた資料に基づきます。二次資料なので、最新の情報は英検協会の公式ページでご確認ください。
| CEFR | CSEの範囲 | 該当する級 | 合格スコア |
|---|---|---|---|
| C1 | 2600〜3299 | 1級 | 2630 |
| B2 | 2300〜2599 | 準1級 | 2304 |
| B1 | 1950〜2299 | 2級 | 1980 |
| A2 | 1700〜1949 | 準2級プラス / 準2級 | 1829 / 1728 |
| A1 | 1400〜1699 | 3級 | 1456 |
準2級プラスは2025年度に新設された級で、準2級と2級の間に位置します。
TOEICとCEFR:技能ごとに見る
ETSが公表している対応は技能別です。合計点からCEFRへの公式な換算はありません。「TOEIC 〇〇点=B2」のような表は第三者の計算で、旺文社もその点を説明しています。
| CEFR | リスニング(5〜495) | リーディング(5〜495) | スピーキング(0〜200) | ライティング(0〜200) |
|---|---|---|---|---|
| C1 | 490 | 455 | 180 | 180 |
| B2 | 400 | 385 | 160 | 150 |
| B1 | 275 | 275 | 120 | 120 |
| A2 | 110 | 115 | 90 | 70 |
| A1 | 60 | 60 | 50 | 30 |
- ETSはこれをガイドラインとしており、厳密な合格ラインとして使うことを勧めていません。
- C2の値はありません。
- リーディングのC1は、審査員の45%の判断にとどまります。スピーキングとライティングは、調査の推奨値から調整されています。
- ETSの以前の調査ではスピーキングとライティングのC1を200点としたものもあり、資料によって異なります。
つまりTOEIC L&Rだけでは、話す力と書く力のCEFRは分かりません。S&Wを受けていない場合、話す力は未知数と考えるのが正確です。記録を分ける方法はこちらをご覧ください。
IELTS、TOEFL iBT、ケンブリッジ
| CEFR | IELTS | TOEFL iBT(最低点) | ケンブリッジ(尺度の下限) |
|---|---|---|---|
| C2 | 8.5〜9.0 | 114 | 200 |
| C1 | 7.0〜8.0 | 95 | 180 |
| B2 | 5.5〜6.5 | 72 | 160 |
| B1 | 4.0〜5.0 | 42 | 140 |
| A2 | 3.0〜3.5 | — | 120 |
| A1 | 2.0〜3.0 | — | — |
- IELTS:表はIDP IELTSによります。IDPは1対1の対応はないと述べています。ielts.orgによれば、C1の境目は6.5と7の間にあり、6.5の人の多くはC1、一部はすぐ下です。バンド5はB1とB2の境目、8はC2との境目です。
- TOEFL iBT:ETSの0〜120点の表です。旺文社の資料によると、2026年1月からスコアの表示形式が変わり、0〜120点は2年間参考として示されます。B1の下限は42から44に変わるとも報告されています。新しい形式との換算は確かな情報がないので載せていません。出願前にETSの最新ページを見てください。ETSは、この試験が最も精度よく測れるのはB2とC1だと説明しています。
- ケンブリッジ:ケンブリッジの公式PDFの値です。A2 Key、B1 Preliminary、B2 First、C1 Advanced、C2 Proficiencyがそれぞれのレベルの試験で、隣のレベルの証明書が出ることもあります。
大学入試やスコアの使い方
旺文社によると、文部科学省の2018年3月の表は、スピーキングとライティングを2.5倍する方法を用いたもので、今も多くの大学で使われています。一方で、最近の指針では単純な合計を用いるものもあります。入試に使う場合は、志望校の要項を確認してください。
CEFRの各レベルに必要な時間の目安は英語習得に必要な時間で、レベルに合う教材はYouTubeチャンネル10選やグレーディッドリーダーの記事で紹介しています。
よくある質問
TOEIC 800点はCEFRのどのレベルですか?
ETSは合計点の対応を公表していないので、合計点だけでは答えられません。リスニングとリーディングのスコアをそれぞれ表と比べてください。B2なら、リスニング400以上、リーディング385以上が目安です。
英検準1級に合格すればB2と言えますか?
準1級の合格スコア2304はB2の範囲(2300〜2599)に入ります。ただしCEFRはCSEスコアで決まるので、級の名前ではなく成績表のスコアと表示を確認してください。
英検とTOEICはどちらがCEFRの証明に向いていますか?
どちらが優れているかを示す資料はありません。提出先が認める試験を確認するのが先です。四技能を示したい場合、TOEICはL&RとS&Wの両方が必要になります。
C2に対応する英検の級はありますか?
上の表では、英検のCSEの範囲はC1までです。ケンブリッジのC2 Proficiency、IELTS 8.5以上、TOEFL iBT 114以上にはC2の対応があります。